sevenswell

リンの思考記録、日記。PSO2のPC視点のブログ。

ログ14 僕らは都市を愛していた

ペオズさんが最初に言っていた書くことは祈りだ、という言葉の由来を知った。

小説だ。本棚にそう書いてある本を見つけたのだ。表紙が硬く、ページ数の多い小説。

作中ではデジタルデータが破壊される情報震という災害が発生している。このため、デジタルデータはすべて役に立たない。記録する手段は手書きに限られ、合流するには時間と場所を決める必要がある。

主人公は二人いて一人はこの情報震について調べている人物で、この人物の語りは日記形式で行われている。日記の読み手ははもう一人の主人公だ。生き別れになった弟という設定だった。そういう状況の中、弟に読んで欲しいと思いながら書く日記はまさに祈りだ。

ペオズさんがどういう意味を込めて日記を書くよう言ったのかはわからない。今、わたしは自分に対して祈っているのだとわかる。これだけ何があっても違えない。