4 2012/09/29(3)
エオお姉さんに勧められた格好をフィーアテお姉さんとキンドルお姉さんが褒めてくれた。 嬉しかった。 誰かに認められるのが嬉しい。
マルカくんがとても元気だった。 フィーアテお姉さんの言葉に踊り始めて、二人とも一緒に踊っていた。 眺めていたらフィーアテお姉さんに誘われた。 新しいことをするのが怖い。 失敗したら、間違えたら責められるかもしれない。 そう思って身体がすくんだ。 キンドルお姉さんはそれに気付いて、声をかけてくれた。 「誰も怒らないから」 きっと、ここなら大丈夫だって思った。 気がついたら身体が動き出していた。 マルカくんの動きをまねて。
踊り終わったあと、フィーアテお姉さんがりんごジュースを振る舞ってくれた。 動いたあとだからなのか、とても、おいしかった。
まだ、動き足りないらしく、マルカくんが何処か行こうと言った。 森にいこう、とキンドルお姉さん。 身体が再び硬くなるのを感じた。 森は、怖いけど、でも、この人たちと一緒なら大丈夫、そう思ってフィールドに降りた。 誰かと一緒に戦えるのが嬉しい。
わたしは欠けて、足りない存在だ。 それでもわたしは、この先が見たい。 だから、それまではここにあり続けたい。
わたしはいま、スタートラインにいる。 欲しても届かなかったスタートラインに。
3 2012/09/29(2)
エオお姉さんから猫耳はマストアイテムだと言われる。 服もいいのがあると勧められてそれを来た。 エオお姉さんは良いといってくれたけど、キンドルお姉さんやフィーアテお姉さんはどう思うだろう?
2 2012/09/29(1)
フィールドから戻ってエオお姉さんの部屋に行く。 アンゼルムさんと行き違いになる。 キンドルお姉さんが先にいて話す。 この人にならいろいろ話してもいいと思った。
頭を撫でてもらった。 嬉しい。 けど、顔が動かない。
時間をおいてフィーアテお姉さんがきた。 フィーアテお姉さんも頭を撫でてくれた。 手が温かかった。
たくさん、話ができた。 わたしにはいろんなものが欠けている。 それが、わかった。
1 2012/09/27
ペオズさんから日記を手渡された。 思ったこと、感じたこと、起こったこと、何でもいいから書いて記録しろ、と。 顔が怖かった。 「書くことは祈りだ」 その言葉ははっきりと覚えている。
0 いつか通り過ぎた日
逃げたくても逃げられない。
気づくと逃げるのを諦めていた。