ロビーとショップのエリアに七夕の飾り付けが行われていた。
願い事を書いて、竹の木に吊るすという行事らしい。
皆、どうしているのだろう、と思いながら、皆が無事でありますように、と書いて吊るした。ほかにも似たようなことを書いている人が大勢いた。この状況では仕方ないだろう。これを書いている間にもダーク・ファルスの襲撃を受けて、船ごと宇宙に消えるかもしれないのだ。
今、思い返せば、もっと話せたはずだと考えるが、それは今だから言えることだ。チームに入った当初はそのように考える余裕はなかった。
そう考えられるようになっただけ、わたしは変われたのだ。あなたたちのおかげで前に進めたのだ、と伝えられる日まで生きていたい。
これを書いて吊るそうか考えたが、見られると恥ずかしい。ここにだけ書いておく。